米国時間5月13日、Amazonから「Kindle Fire」向け仮想通貨「Amazon Coins」がリリースされました。
今年2月に発表されでいましたが、やっと米国で提供開始されました。
引用:Amazon Coins
アマゾンは、これまで決済に使えるポイントサービスを提供してきましたが、今回「Kindle Fire」での決済手段に「Amazon Coins」が加わることになります。
- ・ユーザーは、クレジットカード決済と「Amazon Coins」の二つから、支払いを選択できるようになります。
「Amazon Coins」でも、「Amazon Appstore」や「Kindle Fire」でアプリケーションやゲーム、アプリケーション内のアイテムを購入できるようになります。
- ・アプリケーション開発者にとっては、従来通り売上の70%がアマゾンから支払われますし、収入増が期待できる新機能となりそうです。
しかし「Amazon Coins」は、「Amazon Appstore」でしか利用できません。
「Kindle Fire」のOSはAndroidがベースですが、ストアはGoogleが運営する「Google Play」では利用できません。
価格は100枚で1ドルに設定されていますが、購入単位によっては最大で10%割引されます。
なお「Kindle Fire」所有者には、5ドル相当の「Amazon Coins」が無料で提供されます。
- ・購入単位500枚:実質 4.80ドル( 4%割引)
- ・ 1,000枚:実質 9.50ドル( 5%割引)
- ・ 2,500枚:実質23.00ドル( 8%割引)
- ・ 5,000枚:実質45.00ドル(10%割引)
- ・10,000枚:実質90.00ドル(10%割引)
今回の「Amazon Coins」は、クレジットカードなどで扱う際の面倒を減らし、小額決済を効率化する「エコシステム」となりますし、これまでの端末「Kindle Fire」とサービス「Amazon Appstore」に、今回の決済「Amazon Coins」を加えることによる「囲い込みの仕組み」にもなりそうです。
Googleが運営しているストア「Google Play」では、Googleアカウント内の決済代行サービス「Google Checkout」が利用できます。
今回の「Amazon Coins」ですが、今後利用が拡大していくのか、そして日本での提供開始はありうるのか、注目です。
参考
Amazon(日本サイト)
他サイトの紹介記事
アマゾン、「Kindle Fire」向け仮想通貨「Amazon Coins」提供開始を米国で発表
2013.5.14、CNET Japan
当サイト
Amazonのタブレット「Kindle Fire HD」シリーズの特長とスペック
7インチタブレットの比較、「Kindle Fire HD」「iPad mini」「Nexus 7」
2012.10.31、当サイト
関連記事
前へ
スマートフォンの日本国内メーカー別出荷台数とシェア、2012年と2013年以降の予測、各社発表のまとめ
次へ
「AQUOS PAD SH-08E」NTTドコモの7インチIGZO搭載タブレット7月発売、現ドコモタブレットと比較しても楽しみな機種