今日(米国時間2/2)Google本社で、Android OSをタブレット・コンピュータ向けに最適化した「Android 3.0」(開発コード名:Honeycomb)の詳細と、新しいウェブベースの「Android Market」オンラインストアが発表されました。
「Android 3.0」(開発コード名:Honeycomb)は、インタフェースの提供やゲーム向けのグラフィックス機能強化、アプリ内課金や購入のサポートに重点が置かれています。
デモでは、ビデオ・チャットやコンタクト・ショートカットの作成機能、ビデオ・チャット機能、新しいカメラ・インタフェース、ビジュアルのゲーム、マルチタスク機能などが紹介されています。
改良点のひとつは、メッセージ通知システムのデザイン変更
- 画面最上部から引き出す従来のプルダウン・メニューではなく、画面最下部から引き出すプルアップ・リストを採用する。
- 最下部右端にポップアップ表示される仕組み。
「RenderScript」という技術も導入
- Honeycombのインタフェースや「Google Maps」のようなアプリで、スムーズなフリップ、パン、ズームを可能にする。
開発者への改良されたツール提供も目標
- 開発者は、Android開発ツールキットに追加された新しいウィジェットやペインなどの要素を、独自の目的で再利用でき、これらの要素のモジュール性で開発者は新しいコンテンツを、より低コストで迅速に作成できる。
同時発表の「Android Market」オンラインストア概要
- ・スマートフォンやタブレット向けにアプリケーションの入手が容易
- ・アプリケーションを宣伝するための画像を改善
ユーザーが選択したアプリケーションに別のアプリケーションを並べて売り込むという方法も導入されます。
- ・スクリーンショットとユーザーレビューは目立つ
- ・Twitterに接続
ユーザーはアプリケーションの購入や紹介を自身のTwitterフォロワーに向けてツイートできる。
ツイートは、フォロアーを同ストアに直接誘導するためのリンクを含む。
- ・Android Market内の検索向上
ウェブストア内の検索を一部改善し、デバイスタイプ、人気度、レビューでソートできる。
- ・アプリケーション開発者のためにアプリケーション内購入を提供
開発者は、バーチャルグッズの販売がAndroidアプリケーション内で可能となる。
- ・デベロッパはアプリを宣伝するためのYouTubeビデオをアップロード
参考
・Android developers ≫ Android 3.0 Platform Highlights
参照
・cnet Japan(2011.2.3)
『東芝やNECに「Android 3.0」への取り組みを聞いてみた』
・COMPUTERWORLD(2011.2.3)
『グーグル、タブレット向けOS「Android 3.0」の詳細を明らかに』
・TechCrunch Japan(2011.2.3)
『GoogleのAndroid Honeycombイベントの会場からの実況記事』
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