ThinkPad X1 Yoga、LenovoのWindows10搭載14.0インチ360度回転式2-in-1（法人向け）
CPUを強化、「ThinkShutter」又はIRカメラ搭載モデルを選択、従来と同様にタブレット利用時にキートップがフラットになる機構やThinkPad Pen Pro-3

更新
　2019年06月25日　後継モデル：14.0型回転式「ThinkPad X1 Yoga」の2019年販売代理店向け
　2018年04月03日　関連モデル：13.0型着脱式「ThinkPad X1 Tablet」の直販モデル
　2018年02月27日　関連モデル：13.3型回転式「ThinkPad L380 Yoga」の直販モデル
　2018年02月14日　関連モデル：13.3型回転式「ThinkPad X380 Yoga」の直販モデル
　2018年02月13日　関連モデル：14.0型回転式「ThinkPad X1 Yoga」の直販モデル、HDR画面追加
　2018年02月06日　関連モデル：13.3型回転式「ThinkPad X380/L380 YOGA」発表
　2018年02月05日

LenovoからWindows 10 Pro（64ビット）を搭載した14.0インチディスプレイ360度回転式2-in-1「ThinkPad X1 YOGA」の2018年春モデルが発表されましたので、主なスペックを整理します。

「ThinkPad X1 YOGA」シリーズは、ThinkPadのプレミアムモデル「ThinkPad X1」ファミリーとして2016年2月に加えられ、7月に有機ELディスプレイ（OLED）採用モデルが発売されました。

今回のモデルは、2017年4月に発売されたモデルの3代目となります。

販売代理店モデルは、ディスプレイ解像度WQHD（2560X1440）のカスタム・セレクトとFHD（1920X1080）のファースト・セレクトの2つに分類され、それぞれにCPUとメモリの違いで計7モデルがあり、価格（税別）は以下の通りです。

なお、直販サイトのレノボ・ショッピングでの販売開始は、2018年2月9日の予定です。

「ThinkPad X1 YOGA」は以下の特徴を持ったデバイスで、主なスペックは従来モデルを継承していますが、今回のモデルはCPUに第8世代プロセッサーを採用しています。

1．ディスプレイを360度開くことにより、「ラップトップ」「スタンド」「テント」「タブレット」の4モードで利用可能

2．防滴下仕様のフルサイズ・バックライト・キーボードは、ディスプレイを180度以上開いた時、キーボードのフレーム部分が自動的に上昇してトラックポイントの引っかかりを防止する「Lift'n' Lock」機能を装備

3．「ThinkPad Pen Pro-3」付属（2048段階、本体に収納でき収納時は自動的に充電）

4．WQHD（2560X1440）又はFHD（1920X1080）のディスプレイ搭載モデルを選択可能

5．カメラのレンズを物理的にカバーで隠す「ThinkShutter」又はIRカメラ搭載モデルを選択可能

6．データは dTPM (discrete Trusted Platform Module) で情報を暗号化して保護され、FIDO (Fast IDentity Online) でアクセス情報を3つのセキュリティ・レイヤーで認証を強化

7．その他

• ・Windows AutoPilot機能の対応により、ビジネス向けソフトウェアのプリロードが可能

• ・360 度方向の遠距離の音声に対応するマイク搭載
  Cortanaにより、簡単なフレーズでデバイスを起動したり、ファイルやカレンダーのイベントも簡単に見つけたりすることが可能

• ・MIL-SPECの耐久テストをクリアし、さまざまな過酷な利用環境に耐えられるように設計

• ・Windows Hello対応の指紋スキャナー搭載

• ・急速充電の機能により、1時間で電源容量の約80％の充電が可能

• ・Thunderbolt 3に対応（他の種類のポートと比較して、4倍のデータ転送速度、2倍のビデオ帯域幅）
  Thunderbolt、USB、ディスプレイ、Always On USB-C の各ポートが利用できるほか、Thunderbolt ドックを使えば、2台の4Kディスプレイに出力することも可能

主な特徴（販売代理店モデル）

1．CPUは、

• ・カスタム・セレクトが、Core i7-8550U（1.8GHz、最大4.0GHz、4コア）又はCore i5-8350U（1.7GHz、最大3.6GHz、4コア、vPro対応）

• ・ファースト・セレクトは、Core i7-8550U（1.8GHz、最大4.0GHz、4コア）又はCore i5-8350U（1.7GHz、最大3.6GHz、4コア、vPro対応）又はCore i5-8250U（1.6GHz、最大3.4GHz、4コア）

• ・グラフィックス：インテル UHD グラフィックス 620

2．プリインストールOSは、共通で

• ・Windows 10 Pro（64bit）

• ・動作確認：Windows 10 Home（64bit）

3．ディスプレイは、

• ・カスタム・セレクトは、14.0インチ 14.0インチ WQHD IPS
  2560x1440、16：9、10点マルチタッチ、LEDバックライト

• ・ファースト・セレクトは、14.0インチ FHD IPS
  1920x1080、16：9、10点マルチタッチ、LEDバックライト

4．RAMとストレージの組み合わせは、

• ・カスタム・セレクトは、
  Core i7搭載モデルが、メモリ16GB LPDDR3／ストレージ512GB SSD(NVMe対応PCIe）
  Core i5 vPro搭載モデルは、メモリ16GB LPDDR3／ストレージ256GB SSD(NVMe対応PCIe）又はメモリ8GB LPDDR3／ストレージ256GB SSD(NVMe対応PCIe）

• ・ファースト・セレクトは、メモリ8GB LPDDR3／ストレージは256GB SSD(NVMe対応PCIe）

5．カメラは、共通で、前面のみHD 0.72MP

• ・カスタム・セレクトは、
  Core i7搭載モデルが、カメラのレンズを物理的にカバーで隠す「ThinkShutter」搭載
  Core i5 vPro搭載モデルは、「ThinkShutter」又はIRカメラ

• ・ファースト・セレクトは、
  Core i5 vPro搭載モデルは、IRカメラ
  他モデルは、「ThinkShutter」

6．外部接続は、共通で

• ・USB 3.1x2（Thunderbolt3、Video-out機能付き）、USB 3.0x2（内、Powered USBx1）

• ・Bluetooth 4.1、HDMI、有線LAN（10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T）

• ・無線LANは、インテル Dual Band Wireless-AC 8265 ac/a/b/g/n（WiGig非対応）

7．カードスロットは、共通で、microSDメディアカード

8．センサーは、共通で、ジャイロ、デジタルコンパス、加速度、光、近接

9．その他、共通で

• ・セキュリティーチップ（TPM）TCG準拠v2.0

• ・指紋スキャナー（Windows Hello対応）

• ・ペン「ThinkPad Pen Pro-3」付属
  （2048段階、本体に収納して充電可能、1回の充電で最長130分駆動可能）

• ・フルサイズ･キーボード (6列)：89キー、バックライト、「Lift'n' Lock」機構

10．サイズは、

• ・共通で、333x229x17.05mm、重量：約1,420g

• ・駆動時間（JEITA2.0）
  Core i7搭載モデル：約14.9時間
  Core i5搭載モデル：約16.0時間

主なスペック（販売代理店モデル）

関連モデルの情報（当サイト）

「ThinkPad X1 Yoga」Lenovo（14.0インチ回転式、2017年モデル）

今回発表された2018年春モデル

「ThinkPad X1 Tablet（2018年春）」Lenovo（13.0インチ着脱式）

「ThinkPad X1 YOGA」Lenovo（2018年春モデル）