ThinkPad X1 Yoga、LenovoのWindows10搭載14.0インチ360度回転式2-in-1（販売代理店向け2019年モデル）
CPUを強化して軽量小型化、ThinkPad Pen Pro付属、オンライン会議での使用感向上に向けた4スピーカーと4マイク搭載

更新
　2020年05月26日　後継モデル：14.0型回転式「ThinkPad X1 Yoga Gen 5」2020年販売代理店モデル
　2019年06月29日　関連モデル：14.0型回転式「ThinkPad X1 Yoga」2019年直販モデル
　2019年06月25日

LenovoからWindows 10 Pro（64ビット）を搭載した14.0インチディスプレイ360度回転式2-in-1「ThinkPad X1 Yoga」の2019年モデルが発表されましたので、主なスペックを整理します。

「ThinkPad X1 Yoga」シリーズは、ThinkPadのプレミアムモデル「ThinkPad X1」ファミリーとして2016年2月に加えられ、7月に有機ELディスプレイ（OLED）採用モデルが発売されました。

今回のモデルは、2017年4月に発売されたモデルの4代目となります。

「働き方改革に向けて進化したモデル」をコンセプトに、場所を問わない働き方の実現を強力にサポートするノートブックのフラグシップとして位置づけられています。

どんな場所でもオフィスと同じ生産性を実現することを目標にしてきた、これまでの方向性に加えて、コラボレーションを重視した新たな働き方に対応したツールへ進化しています。

販売代理店モデルの標準構成は、ディスプレイをFHD（1920X1080）に統一し、カスタム・セレクトとファースト・セレクトの2つに分かれ、価格（税別）は以下の通りで、販売開始は2019年6月25日からです。

体現に注力したポイント

• ■Device of Choice
  ・ビジネスツールとして人を惹きつけることができる製品であること
  ・薄型化、軽量化を追求しながら信頼性の高い筐体設計を採用し、ThinkPadとしては初めてアルミの削り出し筐体を採用

• ■Workplace Transformation
  ・仕事の生産性を高めるためのドキュメント作成やメール、分析などの「創る」ためのツールに加え、
  ・オンライン会議などのコラボレーションツールとしての役割も重視したオーディオ機能（今回初めてDolby Atmosスピーカーシステムを採用、360°全方位均一なマイク性能を実現）

• ■Modern IT
  ・IT管理者には効率的かつ安全に管理をできるようにし、ユーザーには安全・安心に利用することができるかといった点を追求
  ・Windows AutopilotやHTTPS Bootへの対応、BIOSセットアップのGUI化など、IT管理者にとって有効に機能を搭載したり、Think Shieldでは、BIOSのイメージが壊れても復帰できるSelf-Healingや、BIOSのセットアップからイメージをワイブするSecure Wipeなども提供

「ThinkPad X1 Yoga」は以下の特徴を持ったデバイスで、主なスペックは従来モデルを継承していますが、今回のモデルはCPUを強化して軽量小型化を図り、オンライン会議での使用感向上に向けた4スピーカーと4マイクを搭載しています。

1．ディスプレイを360度開くことにより、「ラップトップ」「スタンド」「テント」「タブレット」の4モードで利用可能

2．4m先の音声もきれいに拾える360度全方位マイク搭載（天板上部に4つのマイクを設置、マイクの集音設定はユーティリティ「Lenovo Vantage」で変更可能）
スピーカーも大型化され、ヒンジ近くに2つのツイーター、パームレストの手前部分に2つのウーファーを実装

3．「ThinkPad Pen Pro」付属（2048段階、本体に収納でき収納時は自動的に充電）

4．ディスプレイは、カスタマイズで

• ・HDR 4K（3840x2160）及びWQHD（2560x1440）も選択可能

• ・「のぞき見」を防止する「ThinkPad Privacy Guard」も選択可能（自動的に有効にするThinkPad Privacy Alert機能装備）

5．カメラのレンズを物理的にカバーで隠す「ThinkShutter」

6．筐体を、従来の強化プラスチックからCNC削り出しアルミニウム素材へ変更

7．その他

• ・MIL-SPECの耐久テストをクリアし、さまざまな過酷な利用環境に耐えられるように設計

• ・Windows Hello対応の指紋スキャナー搭載

• ・急速充電の機能により、1時間で電源容量の約80％の充電が可能

• ・スタンバイ状態のネットワーク接続や、高速復帰を可能にするWindows 10のモダンスタンバイに対応
  PCを使わない時間帯をユーザー側で定め、深夜などは自動的に休止状態に移行可能にする「Lenovo Smart Standby」という設定を用意

• ・インターフェイスの拡張が行なえる「ThinkPadドッキングステーション」などを接続可能

• ・従来モデルで装備されていたmicroSDカードスロットは廃止

主な特徴（販売代理店モデル）

1．CPUは、

• ・カスタム・セレクトが、Core i7-8565U（1.8GHz、最大4.6GHz、4コア）

• ・ファースト・セレクトは、Core i5-8365U（1.6GHz、最大4.1GHz、4コア、vPro対応）又はCore i5-8265U（1.6GHz、最大3.9GHz、4コア）

• ・グラフィックス：インテル UHD グラフィックス 620

2．プリインストールOSは、共通で、Windows 10 Pro（64bit）

3．ディスプレイは、共通で、

• ・14.0インチ FHD IPS（1920x1080）、16：9

• ・10点マルチタッチ、LEDバックライト、157ppi、400cd/㎡、光沢

• ・カスタマイズで、以下も選択可能
  UHD DOLBY Vision IPS液晶（3840x2160）及びWQHD IPS液晶（2560x1440）
  FHD IPS（1920x1080）には、「のぞき見」を防止する「ThinkPad Privacy Guard」（自動的に有効にするThinkPad Privacy Alert機能装備）

4．RAMとストレージの組み合わせは、

• ・カスタム・セレクトは、メモリ16GB LPDDR3／ストレージ256GB SSD(NVMe対応PCIe）

• ・ファースト・セレクトは、メモリ8GB LPDDR3／ストレージは256GB SSD(NVMe対応PCIe）

5．カメラは、共通で、前面のみHD 0.72MP（ThinkShutter付）

• ・カスタマイズで、HD 0.72MP+IR（ThinkShutter付）も選択可能

6．外部接続は、共通で

• ・USB 3.1 Type-C Gen2 x2（Thunderbolt3）、USB 3.1 Type-A Gen1 x2（内、Powered USBx1）

• ・Bluetooth 5.0、HDMI

• ・無線LANは、インテル Wireless-AC 9560 ac/a/b/g/n（WiGig非対応）

• ・イーサネット拡張コネクター2 x1搭載（別売の ThinkPadイーサネット拡張ケーブル2にてRJ45に対応可）

7．カードスロットは、共通で、非搭載

8．センサーは、共通で、ジャイロ、加速度、近接、GPS

9．その他、共通で

• ・セキュリティーチップ（TPM）TCG準拠v2.0

• ・指紋スキャナー（Windows Hello対応）

• ・ペン「ThinkPad Pen Pro 6」付属
  （4,096段階、傾き検知機能非サポート、本体に収納でき収納時は自動的に充電、ペンスロット装着後約15秒で80%まで充電、約5分で100%充電）

• ・フルサイズ･キーボード (6列)
  89キー、バックライト（2段階調整可能）、キーピッチ約19mm

• ・オーディオ
  ステレオスピーカー（4つのスピーカー、キーボード面にツイーターと筐体底面にウーファーをそれぞれ2つ配置、ノイズキャンセル機能）
  ハイデフィニション・オーディオ（Dolby Atmos）
  デジタルマイクロホン（4m先の音声もきれいに拾える360度全方位マイク）

10．サイズは、

• ・共通で、323 x 218 x 15.5mm、重量：約1,360g

• ・駆動時間（JEITA2.0）
  Core i7搭載モデル：約10.3時間
  Core i5搭載モデル：約13.5～19.0時間

主なスペック（販売代理店モデル）

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