ThinkPad X1 Tablet、LenovoのWindows 10搭載13.0インチ着脱式2-in-1（直販モデル）
CPUを第8世代Coreプロセッサに強化、ディスプレイを13.0インチ（3000X2000）に拡大、キックスタンドやスタイラスペン付属

更新　2018年04月03日

LenovoからWindows 10（64ビット）を搭載13.0インチ着脱式2-in-1「ThinkPad X1 Tablet」の直販モデルが発表されましたので、主な特徴とスペックを整理します。

昨年2017年2月に発売されたモデルの後継モデルで、今回ディスプレイを従来の12.0インチから13.0インチに拡大し、ゼロから再設計されたモデルです。

基本構成は、CPUに「Core i5-8250U」を搭載したパフォーマンスモデル、OSにWindows 10 Proを標準にしたビジネスモデル、CPUに「Core i7-8550U」を搭載したプレミアムモデルの計3モデルです。

なお現在、パフォーマンスとプレミアムモデルには、以下通常価格から約20％割引きとなるeクーポンが適用されます。

「ThinkPad X1 Tablet」は、Lenovoのプレミアムモデル「ThinkPad X1シリーズ」3製品のひとつで、販売代理店向けモデル同様に以下の特徴を持ったデバイスです。

なお、販売代理店モデルは、CPUの違いやLTE対応などで基本構成が5モデルで、前面カメラは2.0MPでしたが、直販モデルはWiFiのみの3モデルで、前面カメラは0.72MPとなっています。

特に、Windows 10 Proにメモリ16GB搭載の構成は直販モデルにはランナップされていませんので、留意が必要です。

1．CPUを、第8世代Coreプロセッサに強化

• ・熱を広げるヒートシンク機構を新たに採用し、従来モデルから最大で4℃の温度低下を実現

• ・デバイスの冷却機能は、プロセッサーの状態やシステムの温度を監視／管理して、バッテリーの駆動時間や冷却を最適化

2．ディスプレイを13.0インチ（3000X2000）に拡大
従来モデルは、12.0インチ（2160X1440）

3．インターフェースを、Thunderbolt 3 x2に変更
従来モデルは、USB 3.1 Type-Cx1（DC-in、Video-out機能付き）、USB 3.0

4．従来モデルと同様に、背面にキックスタンドを装備（無段階の角度調整）

• ・タブレットとしてだけでなく、キーボードカバーと組み合わせることでノートPCとしても利用可能

• ・キックスタンドは、本体背面に開閉式（無段階の角度調整）

• ・ヒンジは、本体中央に移動（従来は、本体下部に設置）

5．従来モデルと同様に、2048段階の筆圧検知対応の本体収納式スタイラスペン「ThinkPad Pen Pro」付属

6．データは dTPM (discrete Trusted Platform Module) で情報を暗号化して保護され、FIDO (Fast IDentity Online) でアクセス情報を3つのセキュリティ・レイヤーで認証を強化

7．その他

• ・キーピッチ約19.05ｍｍのフルサイズキーボードを採用し、TrackPointも装備

• ・従来モデルと同様にタッチ指紋センサーを標準装備し、オプションでWindows Hello対応の赤外線カメラを選択可能

• ・Windows AutoPilot機能の対応により、ビジネス向けソフトウェアのプリロードが可能

• ・MIL-SPECテストをクリアし、様々な利用環境に耐えられるよう設計
  落下テストや気温・気圧の変化など、実際の使用状況に即したテストを実施し、ライフサイクルを通じて過酷な作業環境でも利用可能

8．従来モデルにあったプレゼンターモジュールなどの別売オプションは、今回のモデルでは省略

主な特徴（直販モデルの基本構成）

1．CPUは、

• ・パフォーマンスとビジネスモデルが、Core i5-8250U（1.6GHz、最大3.4GHz、4コア）vPro対応

• ・プレミアムモデルが、Core i7-8550U（1.8GHz、最大4.0GHz、4コア）vPro対応

• ・グラフィックス：インテル UHD グラフィックス 620

2．プリインストールOSは、

• ・パフォーマンスとプレミアムモデルが、Windows 10 Home（64bit）

• ・ビジネスモデルが、Windows 10 Pro（64bit）

3．ディスプレイは、共通で

• ・13.0インチ QHD+ IPS液晶 (3000X2000）、3：2、277ppi

• ・10点マルチタッチ、LEDバックライト、ゴリラガラス

4．RAMとストレージは、

• ・パフォーマンスとビジネスモデルが、RAM 8GB LPDDR3、ストレージ 256GB SSD（SATA M.2 OPAL対応）

• ・プレミアムモデルが、RAM 16GB LPDDR3、ストレージ 256GB SSD（PCIe M.2 OPAL対応）

5．カメラは、共通で

• ・前面は、HD 0.72MP（0.72MP/IRカメラ選択可能、但しNFCと排他選択）

• ・背面は、8.0MP（LEDフラッシュライト）

6．外部接続は、共通で

• ・共通でUSB 3.1 Type-Cx2（Thunderbolt3、Video-out機能付き）

• ・無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac（インテル Dual Band Wireless-AC 8265）、Bluetooth 4.1

7．カードスロットは、共通で、microSDメディアカード

8．センサーは、共通で、ジャイロ、加速度、光、近接

9．その他、

• ・オーディオ：ステレオスピーカー、インテル ハイデフィニション・オーディオ (Dolby Audio Premium機能付き)

• ・セキュリティーチップ（TPM）TCG準拠v2.0

• ・指紋センサー

• ・2048段階の筆圧検知対応の本体収納式スタイラスペン「ThinkPad Pen Pro」付属（傾き検知機能付き）

• ・フルサイズ･キーボード (6列)：89キー、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド、バックライト、ピッチ：19.05mm、マグネット内臓

• ・タブレット本体背面に開閉式キックスタンド（78度までの無段階の角度調整）

• ・パフォーマンスとビジネスモデルに、NFC（IRカメラと排他選択）

10．サイズは、共通で

• ・タブレット本体：304.1x226x8.9mm、重量：約890g

• ・キーボード装着時：304.1x226x15.1mm、重量：約1,270g

11．駆動時間（JEITA2.0）は、

• ・パフォーマンスとビジネスモデル：約11.0時間

• ・プレミアムモデル：約10.6時間

主なスペック（直販モデル）

関連モデルの情報（当サイト）

今回発表された2018年春モデル（販売代理店向けモデル）

「ThinkPad X380 YOGA（2018年春）」Lenovo（13.3インチ回転式）

「ThinkPad L380 YOGA（2018年春）」Lenovo（13.3インチ回転式）

「ThinkPad X1 Yoga（2018年春）」Lenovo（14.0インチ回転式）

「ThinkPad X1 Tablet（2018年春）」Lenovo（13.0インチ着脱式）

「ThinkPad X1 Tablet」Lenovo（直販モデル）