ARROWS Tab Q5011/G、富士通のWindows10搭載10.1インチタブレット（法人向け）
CPUに「Pentium Silver」を追加、文教向けに新デザイン「School Design 360°」やQRコードリーダーアプリ

関連情報
　2023年10月05日　後継モデル：企業・教育向けNECのVersaProと富士通のSTYLISTICを比較、従来モデルを継承
　2023年01月18日　対抗モデル：NECの11.6型回転式「VersaProタイプVR」と12.3型着脱式「VersaProタイプVS」
　2022年11月08日　対抗モデル：Dynabookの10.1型着脱式「dynabook K60/FVとK50/FV」、法人向け
　2022年01月21日　対抗モデル：Dynabookの10.1型着脱式「dynabook K1（文教向け）」、Windows 11搭載
　2021年05月14日　対抗モデル：Dynabookの10.1型着脱式2in1「dynabook K60/FSとK50/FS」、法人向け
　2021年04月13日

富士通からWindows 10 Pro搭載の10.1インチタブレット「ARROWS Tab Q5011/G」が発表されましたので、主な特徴とスペックを整理します。

一般企業向け「Q5011/GB」と文教向け「Q5011/GE」があり、発売開始時期は2021年4月下旬の予定です。

2020年4月発売の従来モデル「ARROWS Tab Q5010/C」の基本スペックを継承し、今回CPUに「Pentium Silver」を加えて、一般企業/文教向けそれぞれ3モデルとなりました。

様々な利用シーンでも安心して使える堅牢性（米軍調達規格「MIL-STD-810G」をクリア）、防水・防塵・耐薬品機能を備えたモデルです。

また、リモートデータ消去ソリューション「CLEARSURE 3G/LTE」対応に加え、無線WANモデルはNTTドコモ/KDDI（au）/SoftBankに対応しています。

さらに文教向け「Q5011/GE」には、児童生徒の手になじむよう使いやすさを徹底的に追求した新デザイン「School Design 360°」を採用するなどの工夫が施されています。

School Design 360°：安心安全に使えるよう360度全方向にまで気を配った新デザイン

• ・従来の筐体デザインを細部にわたり見直し、小さな手でも持ちやすいよう角を無くしたラウンドフォルムや、机からの落下を防ぐために側面および背面に滑りにくいテクスチャー（表面処理）を採用するなど、それぞれの利用場所での使いやすさをさらに向上

• ・左右だけでなく、上下フレームも太くすることで、落下衝撃を吸収してLCDが割れにくいフレームデザイン

• ・子供の手にもなじむ、角の無いラウンドフレームを採用し、持ちやすさを更に向上

• ・面から背面まで、グリップ力の高いテクスチャーを採用し、より滑りにくさを向上

Function Manager-QRコードリーダーをプリインストール

• ・2020年4月から始まる新学習指導要領に伴う教科書改訂により、教科書に掲載されるQRコードを読み取り、映像・音声教材などを利用できるアプリケーション

• ・タブレット本体の上部に設置した専用のショートカットボタンを押すことで起動

• ・画面の親指が届く位置に表示されたサイト閲覧ボタンから読み取ったサイトへスムーズに移動

主な特徴（一部、製品サイトから引用）

1．CPUは、

• ・「Pentium Silver N6000」（1.1GHz/最大3.3GHz、4コア）又は「Celeron N5100」（1.1GHz/最大2.8GHz、4コア）又は「Celeron N4500」（1.1GHz/最大2.8GHz、2コア）

• ・GPU：Intel UHD Graphics

2．プリインストールOSは、Windows 10 Pro（64bit）

3．ディスプレイは、

• ・10.1インチワイド 1920X1200（WUXGA）

• ・IPS Alpha液晶、企業向けはグレア処理（カスタムでアンチグレア処理）、文教向けはアンチグレア処理

• ・文教モデルは電磁誘導方式（専用スタイラスペン x1付属）を標準装備、企業向けはカスタム選択

4．メモリは、

• ・「Pentium Silver N6000」「Celeron N5100」搭載モデルが、8GB

• ・「Celeron N4500」搭載モデルが、4GB

5．ストレージは、64GB eMMC（カスタム選択で128GB又は256GB eMMC、64GBの場合はMicrosoft Office選択不可）

6．カメラは、前面が2.0MP、背面が8.0MP（モバイルライト付）

7．外部接続には、

• ・USB 3.2 Gen1 Type-A x1、USB 3.2 Gen1 Type-C x1（Display Port Alternate Mode対応）

• ・Bluetooth 5.1、無線LAN802.11 a/b/g/n/ac/ax（MU-MIMO対応）

• ・カスタム選択で、拡張クレードル（USB 3.0x3/HDMI/アナログRGB Mini D-SUB 15ピン/LAN）、VGA変換アダプタ、 LAN変換アダプタ、LAN付軽量スリムキーボード

8．カードスロットは、micro SD/SDHC/SDXC（最大64GB）

9．センサーは、

• ・加速度、地磁気、ジャイロ、照度

• ・WANモデル：GPS

10．その他

• ・専用スタイラスペン
  企業向けモデルはカスタム選択、文教モデルは標準付属（鉛筆に近い感覚で利用できる六角形タイプ、本体収納）

• ・セキュリティ
  セキュリティチップ（PTT）、企業向けモデルはカスタム選択で指紋センサー

• ・カスタムで、キーボード（86キー）

• ・米軍調達規格「MIL-STD-810G」をクリア

• ・標準で防水・防塵（IPX5/IPX7/IPX8/IP5X）
  カスタム選択で耐薬品（エタノール、IPA、次亜塩素酸ナトリウム）

• ・Officeはカスタム選択で、
  Microsoft Office Personal 2019/Home & Business 2019/Professional 2019

• ・文教向けアプリケーションは、QRコードリーダー、端末診断ツール

• ・一般企業向けアプリケーションは、FUJITSU Software パソコン乗換ガイド、SMARTACCESS/Basic、FUJITSU Software Portshutter Premium、カスタム選択でREVORECT LIB 画像処理ライブラリ

11．サイズは、

• ・262.8 x 168.7 x 12.2（mm）、重量：企業向け約580g、文教モデル約605g

• ・駆動時間（JEITA Ver2.0）：約13.0時間（1時間で約80%の急速充電に対応）

「Q5011/GB」と「Q5011/GE」の主なスペック比較

関連モデルの情報（当サイト）

「ARROWS Tab Q5010/C」富士通（10.1インチ、法人/文教向け、従来モデル）

「ARROWS Tab Q50110/G」富士通（10.1インチ）

「ARROWS Tab Q5011/GB」富士通（10.1インチ、企業向け）

「ARROWS Tab Q5011/GE」富士通（10.1インチ、文教向け）