SHIELDタブレット、NVIDIAの8インチAndroid搭載ゲーミングタブレット
CPUにTegraR K1、GPUに192コアKepler搭載、超速最強

更新
　2015年08月01日　製品関連情報：バッテリに発火の可能性を発表、対象製品は無償交換
　2014年12月26日　製品関連情報：ソフトウェアアップグレード2.1を配信開始
　2014年11月20日　製品関連情報：「GRIDゲーム」が日本でも利用可能を表明
　2014年11月14日　製品関連情報：OSをAndroid 5.0 Lollipopに更新（2014年11月中）
　2014年10月04日

NVIDIAから8インチAndroid4.4搭載ゲーミングタブレット「SHIELDタブレット」の国内販売が発表されましたので、主な特徴とスペックを整理します。

ゲーム用途として設計・製造した国内初のモデルで、CPUに最新プロセッサー「Tegra K1」と「192コア Kepler GPU」を搭載した「超速最強タブレット」です。

店頭販売予想価格は42,800円（税別）で、2014年10月10日から発売（予約受付開始は、10月2日）される予定です。

今回の発売は16GB「WiFi」モデルのみですが、32GB「WiFi+4G LTE」モデルの発売も検討中のようです。

• ・「Tegra K1」プロセッサは、パソコンで使われる3Dグラフィックス機能にも対応するなど性能が高く、ゲームエンジン「Unreal Engine 4」も実行できます。

• ・本体は高負荷なゲームの利用を想定して、通常のタブレットより放熱設計を重視しています。

• ・GPUの機能を利用して、スタイラスの精度を上げる「DirectStylus 2」技術により、静電容量式でも精細なスタイラス操作が可能です。

• ・専用のゲームは14タイトルあり、タッチ機能やゲームコントローラーに最適化されたゲームは400タイトル以上あるようです。
  「FINAL FANTASY III」や「FINAL FANTASY IV」といった有名ゲームもコントローラーに対応しており、一般的なAndroid用のゲームも動作します。

また、4つのゲームプレイスタイルで楽しむことができます。

• ・SHIELDワイヤレスコントローラー ゲーミング
  
  • 専用コントローラは、SHIELDタブレットとWi-Fiで接続されるため、遅延がBluetoothの半分になり、アクションゲームなどにも対応できます。

• ・大画面ゲーミング用のコンソールモード
  
  • HDMIで大型TVに出力することで、据え置きのゲームコンソールのようにプレイできます。
  • 専用コントローラは最大4台まで接続可能で、タブレットを置いたまま複数人で対戦したり協力プレイができる。

• ・PCゲームストリーム配信
  
  • パソコンゲームの画面を家庭内ネットワークにある「SHIELDタブレット」上で表示し、操作できる機能「NVIDIA ShadowPlay」を搭載しています。
  • PCのゲームをストリーミングを使ってプレイする「GameStream」にも対応し、「GeForce GTX」搭載のPCリソースを使って演算/描画を行ない、映像と操作の入力だけをWi-Fi転送することにより、PC用のハイエンドなゲームも低遅延でプレイできます。

• ・Twitchにストリーム配信
  
  • 画面に表示しているものを、リアルタイムでTwitchに配信できます。
  • なお、ゲーム画面を録画した動画は、フルHDのまま「YouTube」や「Google+」などのサイトにもアップロードできます。

主な特徴（一部、製品サイトから引用）

• ・CPUは、「NVIDIA Tegra K1」プロセッサ（2.2 GHz ARM Cortex A15 CPU）
  192コア Kepler GPU

• ・プリインストールOSは、Android 4.4

• ・ディスプレイは、8.0インチ（1920X1200）、ISP、マルチタッチ

• ・RAMは1GB、ストレージは16GBのみ

• ・カメラは、前面が5.0MP（HDR対応）、背面も5.0MP（オートフォーカス、HDR対応）

• ・外部接続には、mini HDMI、micro USB、無線LANはIEEE802.11 a/b/g/n（2x2 Mimo 2.4GHz及び5GHz Wi-Fi）、Bluetooth 4.0 LE

• ・カードスロットは、microSD/SDHC/SDXC

• ・センサーは、ジャイロ、加速度、地磁気、環境光、GPS（GLONAS対応）

• ・その他、
  
  • スタイラスペン「DirectStylus 2」（3Dペイント搭載）付属
  • 前向きのステレオSpeakerと2つの「dual bass reflex port」搭載

• ・オプションで、
  
  • 「Wi-Fi Direct」で接続するゲーム用コントローラー「SHIELDワイヤレスコントローラ」（約9,000円）
    Micro-USB 2.0とボイスサポート搭載の3.5mmステレオ・ヘッドフォンジャック装備
    コントローラのジャックにヘッドセットを装着することも可能
    タッチパッドやマイクも内蔵しており、ゲーム以外でもスティックやタッチパッドでAndroidのUIを操作可能
  • 専用カバー「SHIELDタブレット・カバー」
    タブレットを保護するだけではなく、自由自在な各種ポジションが可能

• ・サイズは、221x126x9.2（mm）、重量：約370g
  駆動時間：約10時間（動画）

主なスペック（初回掲載時点の情報）

製品関連情報

バッテリに発熱による発火の可能性を発表
2015年7月31日　米NVIDIA

バッテリーに発熱による発火の恐れがあり、対象となるタブレットは無償交換することを発表

• ・対象製品：2014年7月から2015年7月に出荷された「SHIELDタブレット」

• ・確認方法：「バッテリー」に「Y01」と表示
  設定→タブレット情報→端末の状態→バッテリの欄

• ・詳細情報：NVIDIA SHIELD TABLET RECALL PROGRAM

SHIELD TABLET SOFTWARE UPGRADE 2.1
2014年12月23日　米NVIDIA

• ・ソフトウェアアップグレード2.1をOTA(On The Air)で配信を開始

• ・OSのAndroid 5.0.1への更新の他、システム性能の拡張、カメラの拡張、SHIELD電源コントロールメニューの復活、メモリの最適化、OpenGL 4.5のサポート、ローカライゼーションの改善

「GRIDゲーム」が日本でも利用可能を表明
2014年11月20日　NVIDIA

OTA 2.0によりOSが「Android 5.0」更新に加え、機能追加などがなされています。

• ・その中で、プリインストールの「SHIELD Hub」アプリを更新すると、GRIDゲームが利用可能になり、ストリーミングによりタブレットでもハイエンドPCゲームがプレイできるようになります。

• ・しかし、GRIDクラウドゲーミングは当初は欧米のみの対応としていました。

• ・日本では正式なサービス開始は未定としていますが、動作保証外でのプレイ自体は可能のようです。

OSをAndroid 5.0 Lollipopへ2014年11月中に更新
2014年11月14日

• ・Android 5.0 Lollopopで採用したマテリアルデザインを利用可能

• ・アプリケーションのパフォーマンスも改善

また、プリインストールのペイントアプリ「Dabbler」もマテリアルデザイン対応

• ・レイヤー機能への対応

• ・ゲーム実況機能の「Twitch」を利用してDabblerで作成作業を配信も可能

新しいハンドルゲームタイトルとして「Half-Life 2：Episode One」「Portal」を追加し、新たにGRID on-demand gaming service（アジアは2015年予定）に対応
但し、追加は32Gバイト/LTEモデル限定で、日本モデル（16Gバイト/無線LANモデル）は対象外

関連モデルの情報（当サイト）

タブレットの比較（2014年夏）、8インチAndroid搭載おすすめの標準モデル
2014年6月27日

Apple iPad mini Retina	Lenovo YOGA TABLET 8	NEC LaVie Tab E	ASUS MeMoPad 8
2013年11月12日	2013年11月10日	2014年5月22日	2014年6月20日

「Venue 8」DELL（詳細情報）

「MeMO Pad 8（AST21）」au（詳細情報）

「MediaPad M1 8.0」Huawei（詳細情報）

「GALAXY Tab S（8.4inch）」サムスン（詳細情報）

「Xperia Z3 Tablet Compact」ソニー（詳細情報）

「SHIELDタブレット」NVIDIA